特別展 明治美術狂想曲

4/8(土)~6/4(日)
前期:4/8(土)~5/7(日)
後期:5/10(水)~6/4(日)


静嘉堂@丸の内
東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1F

現代の「美術」につながる諸制度・文化が生まれた明治時代を立脚点として、静嘉堂のコレクションを 49件の作品で展観。
月曜と5/9(火)休館。
一般1,500円、大学・高校生1,000円、中学生以下無料。
会期中一部展示替えあり。
日時指定予約優先。

河鍋暁斎「地獄極楽めぐり図」のうち「極楽行きの列車」
明治5年(1872年)、紙本着色
前期展示:4/8(土)~5/7(日)〈後期:場面替え〉
静嘉堂文庫美術館蔵
歌川派、狩野派に学んだ画狂・暁斎(1831~89)が パトロンの娘の追善供養に描いた画帖。
当時珍しかった列車をさっそく描いている。
落合芳幾「末広五十三次 程ケ谷」
慶応元年(1865年)、大判錦絵
第二次長州征伐にともなう第14代将軍徳川家茂の上洛を主題とした東海道シリーズ。
「程ヶ谷」には西洋人も表現され 、幕末の世相を感じさせる。
後期展示:5/10(水)~6/4(日)
薩摩焼「色絵金彩獅子乗香炉」
明治9年(1876年)頃
輸出陶磁器として欧米で好まれた華美な薩摩焼。
国宝「曜変天目(稲葉天目)」
南宋時代(12-13世紀)
静嘉堂文庫美術館蔵
中国・南宋時代(12~13世紀)に作られた黒釉茶碗の中で最上級の作品で、世界に3点しかない曜変天目(すべて日本にあり、国宝指定)の中で、斑紋が最もはっきりと現れた最高の品とされる。
静嘉堂文庫美術館
東京・丸の内にある美術館。国宝7件、重要文化財84件を含む、およそ20万冊の古典籍(漢籍12万冊・和書8万冊)と6,500件の東洋古美術品を収蔵。