大吉原展

3/26(火)~5/19(日)
前期:3/26(火)~4/21(日)
後期:4/23(火)~5/19(日)


東京藝術大学大学美術館
東京都台東区上野公園12-8

約250年続き、常に文化発信の中心地でもあった幕府公認の遊廓・江戸の吉原を、国内外の名品の数々で、歴史的に検証し、その全貌に迫る。
月曜休館(4/29・5/6開館、5/7休館)。
一般2,000円、高校・大学生1,200円、中学生以下無料。
会期中、一部展示替えあり。

喜多川歌麿「吉原の花」寛政5年(1793年)頃 ワズワース・アテネウム美術館
Wadsworth Atheneum Museum of Art, Hartford. The Ella Gallup Sumner and Mary Catlin Sumner Collection Fund
一軒の引手茶屋の一階と二階の様子を大画面に細かに描き出した、歌麿の肉筆画の中でも最大級の作品。
高橋由一「花魁」[重要文化財] 明治5年(1872年) 東京藝術大学
吉原遊郭の稲本楼の人気No.1花魁・四代目小稲(こいな)を描いた肖像画。由一の徹底した質感描写がうみだす物質的リアルさゆえに、完成作を見た小稲は私はこんな顔じゃありませんと泣いて怒ったという。
失われた廓内でのしきたりや年中行事などを、優れた美術作品を通じて再検証する「大吉原展」は、この〈廃れゆく花魁の姿〉から着想された。
鳥文斎栄之「畧六花撰 喜撰法師」 寛政8-10年(1796-98年)頃 大英博物館 ©The Trustees of the British Museum.
六歌仙を遊女にやつした六枚のシリーズで、本図では喜撰法師の著名な和歌「我庵は みやこのたつみ しかそすむ よを宇次山と 人はゆふなり」のカルタが上部に描かれている。
喜多川歌麿「納涼美人図」 寛政6-7年(1794-95年)頃 千葉市美術館 展示期間:4/23(火)~5/19(日)
保存状態は完全に近く、歌麿の筆力のさえる肉筆の希品。
人形・辻村寿三郎、建物・三浦宏、小物細工・服部一郎「江戸風俗人形」
昭和56年(1981年) 台東区立下町風俗資料館 撮影:石﨑幸治、写真提供:三浦佳子
江戸を中心に町人文化が栄えた文化・文政時代(1804~1830 年頃)の吉原遊廓に焦点を合わせてつくられた妓楼。
大吉原展
大吉原展 2024年3月26日(火)~5月19日(日)、東京藝術大学大学美術館にて開催!桜満開の上野に江戸吉原の美が集結!