5組10名様
7/4(金)~9/23(火・祝)
ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」
東京都目黒区下目黒1-8-1
1935年(昭和10年)築の木造建築・東京都指定有形文化財「百段階段」。
38名のアーティストが個性豊かに表現した「鬼」の作品を7つの部屋に展示。
多才なアート、幻想的なイルミネーション、ヨダタケシさんのオリジナルの楽曲や香りで、それぞれの情景を体験できる。
会期中無休。
一般1,800円、大学・高校生1,200円、小・中学生1,000円、未就学児無料。
※学生は、要学生証呈示。
展示作品は一部販売も。
■鬼特典
鬼モチーフのものを持って来場した人に、ポストカードをプレゼント。
※受付で「鬼特典」を利用の旨申し出。
※モバイルなどでの画像の表示は適用外。
※数量限定(なくなり次第終了)。

ジャズが流れるラウンジに、特殊造形・かものはしさんによるヒツジ、キツネなど「異なる者」の世界がひろがる。

無実の罪で左遷され、失意の死を遂げ、死後、恨み、憎しみが爆発し雷神となった菅原道真を、青森ねぶた ねぶた師の北村春一さんが制作。菅原道真の無念と怒り、そして、深い悲しみを、ヨダタケシさんのオリジナル楽曲「雷霆ノ怒(らいていのいかり)」が表現。

淡路瓦・タツミの鬼面瓦、かんざし作家・榮-SAKAE-さん、照明作家ゲンマさんらの作品が、美しく怪しい神秘的な世界をつくっている。

かんざし作家・榮 -SAKAE-さんの作品

美術×照明 流木と和紙を用いた「光の彫刻」を制作している、あかり美術家・佐藤祥太さんの作品。

子の刻から丑三つ時に妖怪たちが大集合。
茨城県笠間市で茨城の民話を収集、作品化している髙橋協子さんの陶芸「百鬼繚乱~カミニナルノダ~」は、飯綱大権現が百鬼夜行のなかに現れ、災い、煩悩、迷いから鬼たちを救い、カミとして生まれ変わろうとする様子を表現。

陶作家・白亜器さんの猫をモチーフとした作品

日本画家・瀧下和之さんのカラフルでかわいい鬼フィギュア

平安中期、平城京の貴族の姫たちが大江山の酒呑童子の酒宴に、さらわれて連れてこられた絶望的な様子を、フラワーデザイナーの米川慶子さんの藍染花、和ろうそくの絵付けこあんさんの作品、枯れてしまった盆栽を再活用した枯吹盆栽作家・髙井一平さんの作品で表現。右の鬼退治の影絵は学芸員の企画担当者の作品。

抽象画作家・紗龔 愛裡紗(さりゅうありさ)さんの「蒼吞」(画像上)は、ただの恐怖や怒りではなく、「切なさ」と「救済の予感」を内包した“もうひとつの酒呑童子”を描いた抽象絵画。
工芸作家・メタルアートのMONORさんは、酒呑童子を退治した刀剣を鉄や廃鉄を組み合わせ、ネジ止めしながら組み合わせて造形した「ONIKIRIMARU」(画像下)を制作。重量3.5kg。

ガラス造形作家・キタガワアキコさんの「青陽」「竜田川」「暮龍悠然」「春濤」「桃花青鳥」
鬼の去った都はまさに桃源郷。
安宅漆工店の螺鈿の箱や、四角の布を折りたたむつまみ細工・和のこと遊びさんの美しい花の作品、久谷和ガラスの清峰堂の手作り吹きガラスなど希望と喜びがいっぱい。

ガラス造形作家・キタガワアキコさんの「青陽」「竜田川」「暮龍悠然」「春濤」「桃花青鳥」。

鬼との長い闘いが終わり、日常が戻ってきた。
日差しを浴びて金魚やにしきごいが泳ぐ。
山口県柳井の民芸品「柳井ちょうちん」

DI Paletteの紙にしきごい
和のあかり×百段階段2025 ~百鬼繚乱~ – ホテル雅叙園東京
2025年7月4日(金)~9月23日(火・祝) 10回目を迎える「和のあかり」では、「鬼」をテーマに、部屋ごとにさまざまな表現をご覧いただきます。 階段を上るたびに現れる世界の先に、たどり着くものは何なのか…。 現代にも息づく「鬼」の存在を...