2012年1月号「カルチャーショック」

カルチャーショック

読者の投稿に編集部が毒ゆるいツッコミを入れるこのコーナー。今回のテーマは「カルチャーショック」です。以前、年下と話しているときに「なに、サ・ス・ケ!」「コーラの前を横切るヤツ」とか言ってたら「なんすかソレ」と言われてしまったので、同世代にそれを話したら「なにソレ」と言われてしまいました…。ショックで寝込むかと思いました。

●この間まで~石油とガソリンは同じだと思っていました~。【41歳女性】
★それ、ショックやろうけど、カルチャーやないですけん。

●やっぱり茨城の言葉ですね。なまりがひどく、東京に行って話していると、近くで人が失笑してます。私自身はそうでもないと思っているのに。【ゆうゆ】
★こっちに越して来て、女性が「私訛ってないよね?」ってイントネーションが訛って聞いてきたときには何て返事をしたものかと思ったものだが、最近では「~でしょうよ」なんかは便利なのでたまに使ってます。

●「いじやける」が通じなかった事かなぁ【ヨッシー】
★それは、いじやけるな。

●都内に住んでいる友人に会いに行った時、何故か道路の話になり「ジャリ道」の話をしたら、「何?」と聞かれたこと。都内の中心部にジャリ道はなかったか…。【りん】
★いやいや、ジャリ道は普通の言葉だっぺよ? たとえ周りになかったとしても「砂利道」だし、だいたい分かるべな。

●「チャリンコ」が方言だと知った時。てっきり全国共通の通称だと思っていた。あとは、父のきな粉ごはん。きな粉を大量にごはんにぶっかけた瞬間は本当にぎょっとしました。餡子ならまだしも。父曰く甘くて美味しいと。でも、すごく粉っぽそうですよ。【美術展大好き☆】
★俺は東京近郊で育ち、茨城はまだ10年ほどですが、向こうでもチャリンコやチャリは普通に使ってたけどなぁ。アレンジを加えてジテンコやチャリン車って言ってるヤツもいたし(笑)

●茨城に来て、相手の言っていることが分からずにビックリ!味噌ピーナツをご飯にかけたり、すみつかれなど、まだまだ馴染めていません。【おちば】
★先のきなこやアンコもそうだけど、甘いものをゴハンにかけたり一緒に食べたりするのはなんでなんだろうな。やっぱ甘いものは個々に食いたいよな。でも、餅になると甘くてもオーケーなのは、さらになんでなんだろうな。

●20代の頃に、都内に生活&勤めていました。毎日人混みの中にいたけど、久々に地元土浦に戻って来た時、金曜の夜なのに人がいなく、金曜の夜は飲み歩くってイメージがあったので、あまりの活気のなさに「田舎」を感じました。【サンゴ】
★車社会なうえに飲酒運転取り締まりが強化されたことが大きく影響している気がするな。もちろん飲酒運転で悲惨な事故が起きるのは最悪なので、取り締まるのは必要なのだが、そのせいでどんどん経済が衰退していってるのは明らかなので、なんとかならんものかと思うわけです。なんて、たまには真面目なことも書いてみたり。ボヤ◯キーの様にシリアスは3分しかもたないけど。

●冠婚葬祭に病気見舞いに、親類に孫が生まれたらお宅に集まったり、孫祝いを割烹で行ったりと、とにかく親類行事があり、びっくりした。都内では、ここまでやらないので、慣れるまで大変でした。【デカママ】
●七五三を結婚式場などでやり、主役様達はゴンドラで降りてきたり、お色直しをしたりと、かなり派手な地域。それが普通だと思っていて仕事場などで話をするたびに大笑いされる。【みつ】

★これは驚くよな。でも懐石料理とかって子供の頃はちっとも美味しいと思わない(よね?)から、当人はぜんぜん嬉しくないんじゃないかなぁ?

●息子を東京に連れて行ったとき、子供ながらに「ぼくんちは田舎だ」と言った一言!忘れることができません。【57歳女性】
●初めて東京へ出たとき、ビルの高さにカルチャーショックを受けてしまいました。【ひーさん】

★茨城へ越して来たとき、夜空に星が沢山見えたときは感動しました。でも車がないとどこにも行けないという事に気づき、慌てて免許取りに行ったっけ。向こうでは原付にでも乗れればあとは電車でどこにでも行けたから、車の免許持ってなかったんですよ…。

●新潟では、髪を結ぶことを「まげを結う」と言います。つくばに来て、それが方言と知りビックリしました。ポニーテールは「1つまげ」、ドラ◯もんのしずかちゃんは「2つまげ」といい、種類も呼び分けています。ちなみにヘアゴムは「まげゴム」です。【こっぱ】
★言わないだけで、意味は分かるパターンだな。巷ではしずかちゃんみたいなのをツインテールと云うらしいですが、新潟でもそのうち「ツインまげ」になるのだろうか。

●両親が広島県人で「着がえる」という言葉を「しかえる」と小さい頃から言っていたので、あるとき「早くしかえないと!!」と友達に言ったらキョトンとされ「しかえるって??」と聞き返されました。友達に聞き返されるまで、何の疑問もなく「着替える」は頭の中で「しかえる」と変換されていたみたい。【37歳女性】
★東京近郊に住んでいたとはいえ、母は茨城の人だったので、イントネーションはまともでも単語に方言が混じることがままあったのですが、俺は危険を察知する嗅覚が優れていたのか、そういう言葉は外では決して口にしなかったな。まあ、両親揃って同じ方言を喋ってたら無理だっただろうけど。

●長岡在住の頃、地元の奥様方は千葉も茨城も埼玉も全て東京と考えているふうで、ご主人や知人が千葉出身だったりすると「うちの主人は東京出身だから」と自慢していた。【49歳女性】
★某ネズミーランドの法則だな。もっとミクロなところでは、つくばサーキットとかね。県南地域はおおむねつくばで括られるよな。

●会社の同僚と正月の餅の食べ方を話していて、我が家では焼き塩鮭をほぐして、焼きたて餅に挟んで食べると言ったらドン引きされました!すごーく美味しいのに。皆さんは、塩鮭を挟んで食べないのですか?【むちむちプリン】
★なにー、これ他所ではやらんのか!!これはウチもやります。鮭をサンドしたうえに海苔まで巻きます。美味いです。アブねえ、茨城ローカルイートスタイルだったのか(笑)

●お新香のことを「おこおこ」と言うこと。【ロコ】
★これは方言なのか?オカンが勝手にそう呼んでるだけとかのパターンじゃないのか?ウチでいうところのテレビのチャンネルをガチャガチャみたいな。ダイヤルじゃなくなってリモコンが主流になってもそう言ってたもんなぁ。

●駅で大阪人がエスカレータで右側に並んでいること。(大阪の人は右側に並ぶのが普通だったことを知らなかった私はビックリしました)【チューリップ】
★これはわりと有名ですよね。でも、俺の大阪の知り合いは、せっかく早く移動できるチャンスなのに何で止まってるの?早く歩いて歩いて。って言ってました…。

●千葉県の学校は、生徒の順番が名前順ではなく、生年月日順だということを知ってびっくりしました。【ふじくん】
★へーそうなんだ。それって同じ誕生日の人がいたらどうなるんだろうか?って、そういえば名前順も同じ名前がいたらどうしてるんだっけ?

●アメリカのスーパーでパンを買う前に、袋から開けて食べていたこと。【カイセイ】
●オーストラリアに住んでいたときにスーパーで買い物中にチップスやドライフルーツなど袋に入っているものやジュースのペットボトルなどを開封して食べながら買い物をしている人たち…お会計はまだなのでは?結局、食べかけの商品をレジ係に見せてきちんとお会計はしているのですが、もう少し我慢できないのかな~と。不思議でした。【37歳女性】

★フライングすぎ。こういう人たちは、きっとカップ麺も3分待たずに食べるんだろうが、カップ焼きそばもフライングするのかが気になる(笑)

●アメリカでは、ブロッコリー、カリフラワー、マッシュルームを生で食べるらしい。先日、友人宅で数家族集まり、持ち寄りでパーティしました。その時、生で出てきたブロッコリーとカリフラワーにビックリ!正直、茹でた方がおいしい。【イタリア大好き】
★生ッコリーやナマッシュルームか…。っていうか、持ち寄りでそれ持って来た人は手抜きすぎじゃね??

●アメリカでカフェオレを頼んだら、ドンブリ位の大きさのカップで出てきたこと。【ちびっこあずちゃん】
★じゃあ、エスプレッソでちょうどいいサイズになるんじゃねーか?

●海外へ行くとバス電車が全く時間通りに来ないので驚く。日本って凄い!と思う。中国(北京)は信号をよく無視する。レーンチェンジや割込は、ガンガンクラクションを鳴らして入ろうとする。相手は必至で入れまいとする。とても恐ろしかった!!【アクティブ・フィフティ】
●中国の交通マナーの違いにはビックリでした。【ゆいまる】

★定刻通りの交通機関は、あまりに定刻通りすぎて外人からすると狂気の沙汰らしいからな。サンキューハザードなんかも日本人らしいスマートな習慣だよな。お隣の国ではありえまい…。

●職場の人が、アラブ系の宗教色の強い国で飛行機に乗った際に、飛び立つ前に皆で一斉にお祈りをはじめてびっくりしたとの事。思わず一緒に祈ったと言っていた…。【らび】
★それはもう一緒に祈るしかないだろ。ライブでみんなが立ってノリまくってる中、一人座ってる様なもんだからな。

●北京で暮らしていた頃、スタイルの良い美しい女性が、キュウリを丸のままかじりながら歩いているのを何度も見ました【ゆず】
★なにもディップしないでプレーンのまま??←フックするとこそこじゃない。もう10年以上前の話だが、知り合いが常磐線内で、キレイなお姉さんがたくあんを丸ごとかぶりついているのを目撃したという話を思い出した。その時はその沿線近くに住む事になろうとは思いもよらなかったな(笑)

●私がカナダ・バンクーバに留学していた時、母がホームステイ先に挨拶に来たが、その時、お茶ではなく水道の水が出された…。【21歳女性】
★水道水も冷蔵庫で冷やしてあったならいざ知らず、蛇口ダイレクトはなんだかなぁ。こういうのが気になっちゃうところが日本人の美徳であり、めんどくさいところでもあるんだろうな。

●20歳の時に、大学の文化人類学の調査実習で奄美大島に行った時に、聞き取り調査でお邪魔したお宅で、お茶うけに「塊の黒糖」を出された事が、カルチャーショックだった。【アップ】
★まさに「軽く茶ショック」ってワケか。えっと、聞かなかった方向でおねがいします。

●友人と電車に乗っていた時のこと。途中、専門学校生らしき2人の男の子が乗ってきました。2人共手にペットボトルを持っているだけで、真ん中の通路に腰をおろして座り、ペットボトルを飲みながら話をし始めました。私と友人はビックリです!【50歳女性】
●何年か前、朝の通勤ラッシュ時に電車に乗っていた時のこと。ある駅で高校生が大勢乗ってきて、その中の女子高生が座席に座るや否や、化粧をし始め、私はびっくりしました。私の世代としては、ビックリでした。【50代女性】

★電車内での若者の奇行は珍しくなくなってきてしまったな。化粧なんかは車の信号待ちの間にやってるのと同じ感覚なんだろう。まあ、他人の目の有る無しがぜんぜん違うが。

●子供と話していたら、「バカ殿」を知らなくってショックでした。あと、眼科検査が今ABCなんて、何だそれ!【ステッキ】
●テレビで知ったんですが、視力検査が今はABCだとか。私が学生の頃は、0.8とか1.0だったのに、ちょっとビックリ!【あおか】

★何だそれ!AとB、BとCの境目ギリギリのやつとか、ちょっとの違いで査定が大きく変わってしまうような…。それに、振り分けるために結局視力は測定してるんだよな??

●円周率を3で習っていた人が、同じ社会人になっていること。歳をとったなぁ。【いるか】
★いまはそうらしいね。っていうか俺の時からそうしてほしかったよ(笑)

●世代間で言えば、私はいわゆる「ゆとり世代」らしいんですが、自分では気にとめてなかったものの、最近「ゆとりだから」みたいなことよく聞くようになってムカッとします。【チキンボール】
★言う方の気持ちもよくわかる世代ではあるのだが、言われる方も決められていたレールを歩いて来ただけなのに、なんでそんなこと言われなきゃならんのだって感じか。

●今でもどうもしっくりこないのが、男性が女性のバッグ、それも大きいのではなく小さいバッグを持ってあげている姿を見ると、「なんだかなー」と思います。格好悪いと思うのですが…。【モッチー】
★なんですとー!俺は持ってあげちゃう派だなぁ。まあ、そもそも持ってあげる相手がいないんですけどね…。

●独身の頃、当時の彼氏の自宅へ食事に呼ばれた時、緊張して食べられない私に彼が「食べ切れないなら無理するなよ。戻せるんだから」と。戻せるって?…なんとそこの家は、茶碗によそったご飯を残ったらジャーへ戻す家だった。ショックでこの人との結婚はないと別れました。【I・T06】
★確かに海苔や醤油の付いたゴハンが戻されてたらイヤーンだが、それはナシだと伝えればいいだけでは?それで別れられてしまうなんて…。したら、俺んちなんて恐くて招待できんがな。まあ、そもそも招待する相手がいないんですけどね…。

●今の高校生(学生)は、告白も別れもメールで済ましている子が多いとのこと。私の頃は、携帯がなかったので、呼び出して直接でした(笑)【たつ年女】
★メールでの告白ってのはありなんですかね?メールでならノミハートの俺でもできるかも!まあ、そもそも告る相手が…。誰か俺を呼び出してくれー。体育館裏でも校舎裏でもどこにでも行きますよって。

場所がリンチとかカツアゲとかされそうな物騒な方向になってしまったので今回はここまで。そういや、今ではリンチやカツアゲも死語なんだろうな。