仔羊の清湯 850円
ライター“kotobuki” 、編集部“A2C”のラーメンこの一杯 SLURP.56
いーじーぷれす 2025年6月号掲載
胸に近い位置の肉厚で骨太なアバラ部位を用い、淡い仔羊から独自性の強い風味と旨味を存分に抽出したスープ。併設される鬼者語グループの直営工場で日々生み出される自家製麺は、豊富な食物繊維を含む小麦粉『アミュリア』と大麦を緻密に配合＆活用した逸品だ。スープは斬新美味、麺が極めて旨い。具材群における葱、水菜、紅芯大根、赤芽などの美しい彩りは味覚のみならず、視覚的にも楽しませること必至である。
こだわり抜いた食材を理想的な形で仕上げるのは圧倒的なフレンチの技巧。創り手の栗波さんは、某超一流ホテルの洋食部門で四半世紀に渡り研鑽を積み重ね、とあるテレビ番組をきっかけにつくばの有名店・堂寺を福岡県から訪ねてきたという行動力の人。「妥協なき料理への姿勢と、お客様に対する真摯な人間性」を鬼者語グループ総帥の大久保さんは絶賛する。新メニューの開発やこだわりコーヒーの無料提供を始め、今後は様々な試みが展開されていくゆえ、全てのラーメン好きに刮目して頂きたい。
text:kotobuki
sois 【ソイス】
稲敷郡阿見町本郷3-2-13
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