ライター“kotobuki” 編集部“A2C”のラーメンこの一杯 SLURP.46
いーじーぷれす 2024年7月号掲載
拙コラム始まりし2020年4月号。第一回目に迷いなく選択したのがらーめん大河です。これからもずっと食べ続けたいと綴ったが、2024年6月16日ついに終焉を迎えてしまった。年齢や体調を鑑みてのご決断。だから僕たちは最後となるこってりラーメンの麺1本、背脂をまとったスープの1滴、分厚いチャーシュー等具材の全てを、万感の想いでじっくりと堪能し尽くし、ご夫妻に心からの「ありがとうございました」を伝えたのだった。
転職やフリーランス化に伴い、北関東の様々な地域媒体で幾度も都度都度ご許可を貰い、思い入れ強いコラムを執筆し続けた僕。東京から帰郷し、いーじーぷれすに就職した約四半世紀前に、深淵なる茨城ラーメン界と深く繋がるきっかけを与えてくれたのが大河のご夫妻です。以来kotobukiとA2Cはことあるごとに暖簾をくぐり、唯一無二の魂に沁み入るラーメンを味わってきました。心の甥っ子としての切なる願いをお聞き届けください。どうぞいつまでもご健勝に。
text:kotobuki
らーめん大河