生姜らーめん 980円
ライター“kotobuki” 編集部“A2C”のラーメンこの一杯 SLURP.55
いーじーぷれす 2025年5月号掲載
全てに於いて味わい深き素敵テイスト。クリアに澄んだ美しいスープは、鶏ガラとモミジ(鶏の足先)と香味野菜、そして鰹節を弱火でジックリ煮込み濁らぬよう旨味抽出を果たす。自家製麺は、気温や湿度を見極めて日々加水率を微調整する用意周到さ。玲瓏美味なるその麺は、質感の楽しさも兼ね備えているのだ。分厚いチャーシュー等の具材群も洗練至極。根幹を成す生姜の千切りは最強の味変要素にして食感インパクトを加味させる。我がラーメン心の琴線に触れる最極上のちゅるちゅるハッピー!
焼き色鮮やかな大きい餃子も絶対オーダーしちゃう。いつも欲望の赴くままに、生姜らーめん大盛、餃子3こ、ライスをワンパクペロリ喰いするため、帰路は必ず満足感に包まれた腹パン状態。さらに付記したいのは、珠玉の料理のみならず、優しく丁寧な接客もまた、非の打ちどころがないということ。これら総合的な特長は、以前より古河の地を訪れ、七の庫の暖簾をくぐってきた我々自身が自信を持って強く断言するのですっ。
text:kotobuki

七の庫 なのくら
古河市下辺見2235-1
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