ライター“kotobuki” 編集部“A2C”のラーメンこの一杯 SLURP.02

いーじーぷれす 2020年5月号掲載

つくばらーめん 鬼者語 / 鶏と水(塩) 790円

 鬼が提供する渾身の気高き一杯。A2Cさんに連れていってもらったのを皮切りに、以降は仲良しご近所さんと、とてつもない頻度で馳せ参じることになる。A2Cさんと、訪ね、並び、啜った帰り道の車中で、まず声を揃えたのは「オシャンティーだよねぇ」の一言だ。濁りの一切ないクリアで上品、洗練の極み。何とエッジの効いたラーメンか。スープを形成する天草大王という地鶏は、おそろしく秀逸な食材だと理解した次第。
 コラムを記すにあたり「天草大王を卸してもらった経緯」「限定メニューの礎となった九州の逸品」「麺をほぐさない理由」などなど、意義深いお話を多々傾聴した。いずれ何かの機会で綴りたい。中でも印象深かったのは、ご店主・大久保さんによる「鬼者語は人との繋がりで育った店」の言葉。情けは人の為ならず、やがて巡りて鬼の為。大久保さんは、泣いた赤鬼を泣かせた青鬼よりも優しい鬼の者だと、語り部の僕は思う。
text:kotobuki

つくばらーめん 鬼者語
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